自由な創作
次女の保育園では、夕方の時間は各自好きなことをしていいらしい。うちの子はもっぱら何かを作っているみたいで、毎日保育園のリュックの中から、誇らしげに作品を出して見せてくれます。一日のお楽しみ。
うさぎ。立体的なところがポイント。
お人形と鳥。色合い、シールの使い方もいいね。
お人形とお部屋。何かで見たらしく、ボートハウスらしいです。
わたしと一緒に何かを作ろうとすると、最初に作るものを決めて、つい出来上がりの完成度を高くしようとがんばってしまうのですが、保育園では自分で考えて、たぶんてきとうに、思いつきで工夫するのがいいんだろうな、と思った次第。
仕事でもそうなのですが、捨ててしまうものを作りたくなくて、その後も使えたり、飾れたりと考えると、自分で制約を作ってしまうんですよね。上手にできたらうれしいかなとか。技法を教えようとしてしまったり。でも上手なものを作ることにたいして意味はないよなあ。
子どもって何も考えてない。それがいい。
創作に限らず、ちょっと口を出し過ぎかな、と反省しました。
魔法の杖
春休みの話ですが、ついに長女念願の、ユニバーサルスタジオジャパンに行きました。
人混みは苦手なので、わざわざ春休みに行くこともないだろうと、やんわりあきらめさせようとしていたのですが、ハリーポッター好きな長女はずいぶん昔から行ってみたいと言っていたし、所用でとても近くに宿泊することになったので、意を決して、行ってまいりました。
案の定、ものすごい混雑!
乗り物ははなから諦めて、ハリーポッターエリアだけ満喫してきました。それで満足してくれて、よかった。。なにせ絶対に並びたくないので、なにひとつアトラクションには乗っていないんです。
でもお目当ての、ハリーポッターの魔法の杖、マジカルワンドは手に入れました。
ハリーポッターエリアでは、このマジカルワンドで、魔法がかけられる箇所が8つあります。水が出るとか火が上がるとか。
ただの棒ですが、これが4900円。高いですね。
昔からこれがほしくてほしくて、長女が自分で作った杖がこちら。
なかなかすごいでしょ?
インスタグラムかピンタレストで見つけたのを真似したらしいのですが、これ、菜箸とグルーガンで作ってるんです。
本物と比べても、なかなか!
この「ないものはつくる」っていう発想を、すごく大切に思っています。ものすごく熱心に作って、出来に満足した長女の顔を忘れません。
だから本物のマジカルワンドを本当は買いたくなかったのですが、行ってしまったので、買いました。
家に帰って、菜箸の杖はもうぽいっとされちゃうかなあと思ったのですが、2本並べて、「作った方もやっぱりすごいよねえ」とうなづいている長女。
やっぱりなんでもすぐに買い与えず、「ないものはつくる」発想を大事にしたいです。菜箸の杖はわたしにも長女にも宝物です。
ポンポン
すっかり春ですね。鎌倉も桜が満開です。
ですが、冬の遊びで書いておきたいことがまだありました。
これも保育園で使っていて真似をして買った『ポンポンメーカー』。
ポンポンは、厚紙やダンボールなどを芯にしても作ることはできますが、メーカーがあると、子どもにもとても簡単にきれいに作れます。
最近では100円ショップでも売っています。わたしはずいぶん前からクローバーのポンポンメーカーを使っているので、100円ショップで見つけた時には、「なんと100円!」とちょっとショック。。使用感を比較したいなと思っていたら、すでに比較してくださっている方がいました。
5歳の次女にはまだむずかしいかなと思ったのですが、やりたいと言うので教えてあげたら、一応ちゃんとできました、ポンポン。自分自身慎重な性格なので、「まだ無理かな」と子どもにもつい慎重になってしまうのですが、やらせてみると案外できるってこと、多いです。とりあえずたいていのことは気をつけながら思いきってやらせてみよう、とまた思いました。
たくさんできたポンポン。おままごとにはかなり使えます。
カラフルなので、やっぱり思いつくのは、アイスクリーム屋さん。
いつのまにかコーンも作って、かなり本格的になっていました。
サンデーとかパフェとか、とりあえずスイーツにはいろいろに応用されています。家にある毛糸でてきとうに作っても、全部かわいい。
長女のときは、たくさんヘアゴムにしたなあ。ブローチも。
ポンポン作りの本も最近はたくさん出ていますね。
もうこの本の中の作品ほんとどれもこれもかわいくて、全部作りたい!
ちょこちょこ作ってみてわかったことは、本のような仕上がりにするためには、本にある通りの細い毛糸できっちり作ること、みたい。
あとわたしのこだわりは、絶対にハサミ。手芸用のよく切れる先の尖ったハサミがあると、断然仕上がりがよくなります。
でもまあ、てきとうに作ってもかわいいし、子どもは大満足。
リリアン編み
子どもの頃駄菓子屋さんで買った小さな編み機で、「リリアン」編みをやっていました。何にするでもなく、長〜く、編むだけで楽しかった。手芸に「はまる」原点だったかもしれません。
次女の保育園では、牛乳パックと割り箸で手作りした編み機を使っていました。これ小さな子にも編みやすいし、太めにでき上がるのでいいですね。
さっそく家でも真似してみました。
とりあえず次女作1本目は、ずいぶん時間をかけてマフラー。どんどん編んでいくものの、次はどうする?と考えていたら、、
バービーちゃんのお洋服にぴったりの太さ、ということに気がつきました!
ちょっとセクシーですが、、
ただの筒状で、ワンピースにも、スカートにも、トップスにも。
いけます。
調子に乗って、帽子やスヌードにも。
10cmくらい編めば、いろいろに使えます。
バービーのお洋服作って、というリクエストに、なかなか応えてあげられなかった罪悪感から、少し解放されました。
くずれもんじゃら
Facebookの「過去のこの日」機能に出てきた、少し前の画像。
入れ子になったカップを積んでいくおもちゃが家にあったのですが、ただのIKEAのプラスチックコップでも遊べる!と発見。
ぴったりに合わせないと積むことができないので、けっこうむずかしいです。
でも同じコップがたくさんあれば、かなり高くまで挑戦できます。
新しい遊びを発見した時には、「名前」をつけます。
このコップ積みの名前はどうする?と子どもに聞いて、子ども自身が命名したのが、「くずれもんじゃら」。
いい名前です!
「名前」をつけると、一回きりの思いつきではなく、ちゃんと新しい遊びとして認定された感があると思うんです。
次に「くずれもんじゃらやろう!」って言えますからね。
おりがみもどし
5歳の次女は、家でも保育園でもおりがみブーム。
作品がどんどん溜まります(汗)。
ブームが去ってから片付けようと思うのですが、あちらにもこちらにも散らかっているので、本人の許可を取って、減らすことに。
折っただけの紙、捨てるのはしのびないので、開いて、伸ばして、おりがみケースに戻します(けちくさくてすみません)。
子どもは折れた紙でもう一度作るのはいやがるけど、ちぎり絵とか?使い道があるかも、と。
おりがみケースが、あっという間に折れた紙でぎゅうぎゅう。
それを見て次女は、「え〜!こわしちゃったの〜!」と、ちょっと怒り気味。
と思ったら、おりがみケースから、折れた紙を出して、
また折っていました。
線の通りに折って元の作品に戻す、という作業を。
たのしそうに!
折り線を見て、「これはなにかな〜」と推理して、線を辿りながら、途中で完成形に気づいたり、気づかなかったり。
「え!戻せたの!」とオーバーリアクションをしたら、得意げに、
いつのまにか、ずいぶん、元に戻されていました(笑)。
パズル的に、たのしかったようで、子どもはなんでも遊びにするんだな、と感心しました。
折って戻して、戻して折って、新しいおりがみは買わないで済むことを願います。
自然を飾る
夕方保育園のお迎えに行くと、お散歩に行った日には、たいてい下駄箱に「おみやげ」があります。
「おみやげあるよー」と、うれしそうに出してくれるのは、
石、枝、葉っぱ、BB弾、ガラス片や貝殻、、、。
どれもお散歩先の公園や海岸やお寺などでみつけた、宝物。
「ありがとう!」と家に持ち帰っても、すぐに本人はどうでもよくなってしまうのですが、余裕があるときは、ちょっとビンに入れたり、お皿に飾ったりして、たのしみます。
デザイナー仲間が関わっている、コドモといっしょの暮らしを考えるプロジェクト「コド・モノ・コト」の、ワークショップで購入した「だいじばこ」は、季節のあれこれを入れて飾るのにぴったり。
今日は、「こうさくするから」と自分で宣言して、おもむろに何か作り始めました。
こういう時は、手伝いたくなるのを我慢。セロハンテープでくっつけるのも、まあよし。
なんだかすてきなリース?ができあがりました。
すぼらなわたしは、生花を飾ることもままなりませんが、家の中に自然がちょっとあると、ほっとします。
子どもの拾い物のひとつひとつはなんてことのないものですが、お散歩中のわくわくと、おみやげにしてくれる気持ちが伝わって、 買ってきたお花よりいいかも、と思うのです。